こんにちは。ベビーシッター・杉本京子です。
2024年10月6日(土)、NPO法人ホームチャイルドケア協会主催の、「ファーストエイド・エピペン研修」に参加させていただきました。
保育士・ベビーシッターとして救命講習は必須。乳児の救命講習・成人の救命講習など色々受けてきましたが、エピペン講習は受けたことがなかったので、即参加を決めました。
(ちなみに、我が子がアレルギー持ちでエピペン処方されているので、保護者としてのエピペン指導は受けております。「マイエピ」と言うアプリがとても分かりやすいので、スマホにアプリインストールもしてあります。)
今日の学び① 救命編
- まずは119番
→電話で指示を受けながら救命措置が出来る
→救命行動を取ったという証拠になる
→記録になる - 善管注意義務
→善良な管理者の注意義務。ただ偶然居合わせた人ではなく、管理者として業務に当たっている場面で救命が必要な状況になった場合、救命行動を取らなければ責任を問われる - 施設管理者は人工呼吸も必須
→上と同じく、偶然居合わせた人には人工呼吸は求められない流れになっているが、管理者はこの限りではない - 人工呼吸は今後バッグバルブマスク使用へと変わっていく
→これは予想ではあるが、コロナ禍を経て、他人の口への接触は基本やらない形になっていくのでは
今日の学び② エピペン編
- エピペンはペットボトルも貫通する
→分厚いデニム、重ね着気にしなくていい(但しポケットの小銭や鍵の上からにならないよう注意する) - エピペン打った後に揉む時、感染対策として患者本人の手で揉む
→ビニール等があればそれを使用しても良い。
今日の学び③ ファーストエイド編
- 鼻血は顎を引いて鼻の下の方を摘む
→上を向かない。 - 感染対策として、患者本人に鼻を摘んでもらう
→自分で出来ない小さい子の場合、ビニール手袋等感染対策をしてから行う - 止血はティッシュではなく、清潔な布またはお尻ふきなどで
→ティッシュは繊維が貼り付いてしまう - 血が滲んだら、上から重ねて押さえる
→滲んだ1枚目を取るとくっつきかけた瘡蓋を取ることになってしまう
講師は、NPO法人ジャイア(日本災害救護推進協議会)のむらたさん。講座始まる前からとっても熱量の高い方でした…!実は午前中はパンダを見たいと言う娘のリクエストで上野動物園へ行っていた私。疲れて眠気もあったのですが、眠気対策に用意したミンティアを口に入れる暇もなく、密度の高い講座でした。
ただ知識を入れるだけ、ただ教わったようにやってみるだけ、ではなくて「いかに最短で上達するか」と言うのを考え抜かれた講座運営。
「曖昧な指示だけを与えられていきなり実践」
「煽りに煽られてハードル上げまくってからの実践」
「カウントダウンに焦りながらの実践」
など、会議室ではありながらできる限りの緊迫感を作り出してロールプレイをさせてもらいました。
「講座」となると、講師の方にお手本を見せてもらって「さぁやってみましょう」からの、実践。と言うのが定番なので、正直気を抜いているのですよね。救急現場は予告なしにやってくるし、指示をしてくれる人もいないし、自信がなくてもやらなきゃいけない。
「あなたが諦めたら、そこで命は終わるんです」
これまでいかに生ぬるい研修参加の仕方をしていたかを痛感しました。
とてもとても、勉強になる講座でした。
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