障がい児保育の研修を受けました

障害のあるお子様(主に発達障害など、特性のあるお子様)の保育に関する研修を受けました。詳細は公開不可とのことなので、詳しく書けませんが、リアルなケーススタディで大変勉強になりました。

障害とひとくちに言っても、状況は千差万別、結局のところ一人一人のお子様、ご家庭と丁寧に向き合っていくということに尽きるのかなと思います。

私は数年前に病気をした際、凄まじい「感覚過敏」の状態を経験しました。音、匂い、振動、気圧、気温、光、情報、本当に身の回りに存在するありとあらゆるものが刺激となって襲いかかってくる状態。宅急便で届いた段ボールについた、おそらく配達員の方の着用されている服の柔軟剤や洗剤の匂いですら、猛烈な刺激臭に感じられるのです。

きっと、普通の方にはわからないくらいのほのかな残香。「何を大袈裟な」と思われるでしょう。

でも、それが現実に自分の体調に悪影響をダイレクトに及ぼすのです。

幸いなことに、私はもう大人で、また病気によってそのような状態となることも多少の知見は得られていました(まだまだ未解明のところが多い病気ではありましたが)。自分自身で苦手なものを避けたり、相手に伝えることができます。

しかし、お子様となると自分の状態を言語化する術も持たず、何が嫌なのか、しんどいのか自分でもわからないまま、周りの大人に「どうしてできないの?」「どうしてやらないの?」「こっちが楽しいよ」などと強要される(もちろん、大人は良かれと思ってやっていることであり、そこに悪意があるわけではありません)のは辛いことですよね…。

いろんな見え方、感じ方があるということを忘れずに、お子様と向き合っていかなければと感じた研修でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました